インフルエンザウイルスワクチン

インフルエンザウイルスワクチン

インフルエンザウイルスとは?

インフルエンザウイルスに感染するのは、くしゃみや咳などの飛沫感染、くしゃみや咳に付着しているウイルスが物などに付着し、別の人が触れて口や鼻などに触ることで感染する接触感染です。インフルエンザウイルスは、1-3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で軽快します。重症になると肺炎や脳炎などを起こすため、意識障害や呼吸困難などを起こすことがあります。

インフルエンザウイルス感染の合併症

脳症とは、インフルエンザウイルスに感染することで起こる免疫異常により、脳の働きに異常がみられる状態のことをいいます。高熱や咳、関節痛、倦怠感といった一般的なインフルエンザの症状に加えて、意識障害や5分以上続くけいれんなどがあります。インフルエンザの合併症のひとつで、5歳以下の乳幼児がかかることが多く命に危険が及んだり後遺症が残ったりする恐れがあります。

インフルエンザウイルス感染対策として

流行前のワクチン接種・・・毎年秋口に接種をお勧めします
外出後の手洗い・・・外出時はもちろん、こまめに手洗いをする
十分な休養と栄養摂取・・・野菜、肉、魚、穀物栄養バランスを考えて摂取し、十分な睡眠をとる

インフルエンザウイルスワクチンの効果

流行したウイルスの株とワクチンに含まれていた株がよくマッチしているシーズンでは、接種をした人の40-60%に発症の予防効果があるため、入院リスクを減らすことができます。
また、妊婦がインフルエンザ関連呼吸器感染症にかかるリスクを半減させることが可能です。妊娠中に予防接種を受けることで、出産後にインフルエンザから赤ちゃんを守ることもできます。(母親は胎盤を通して赤ちゃんに抗体を渡します)

インフルエンザウイルスワクチンの副作用

予防接種後の副作用として比較的多くみられるのが接種した箇所の赤みや腫れ・痛み、発熱や頭痛、悪寒、だるさといった全身症状
接種を受けられた方の10~20%の方に局所反応、5~10%の方に全身反応が生じることがありますが、いずれも2~3日で消失します
ショック、アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で接種後、比較的すぐに15〜30分後には起こることが多いですが、そのような場合にはすみやかに医師に相談するようにしましょう。

料金

  • 65歳未満
  • 1回目 3,500円
    2回目 3,000円 12歳以下は2回接種を推奨してます
  • 65歳以上 
  • 1,650円 久留米市在住の場合
     ※下記のQ&Aに詳細あります

    実施期間

    令和7年10月1日(水曜日)~令和8年1月31日(土曜日)

    インフルエンザウイルスワクチン Q&A

    ①予防接種を受けてもインフルエンザにかかることはある?

    インフルエンザにかかる時は、インフルエンザウイルスが口や鼻あるいは眼の粘膜から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが現行のワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。なのでワクチンを接種しても、インフルエンザに感染することはあります。
    インフルエンザワクチンには発病と重症化を「一定程度」抑える効果が認められていますが、100%ではありません。発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。インフルエンザワクチンの予防接種を行うことで感染や発症そのものを完全には防御できませんが、インフルエンザによる重篤な合併症及び死亡を予防し患者様のダメージを最小限にとどめることを期待して行います。

    ②昨年ワクチン接種を受けましたが、今年も接種した方がいいですか?

    WHO(世界保健機関)が前年に流行株を予測して、そのシーズンに流行することが予測されると判断されたウイルスを用いて毎年インフルエンザワクチンの製造されています。ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種した2週後(13歳未満のお子様の場合は2回接種した後)から5カ月程度と考えらています。このため、昨年インフルエンザワクチンの接種を受けた方であっても、今年のインフルエンザワクチンの接種を検討して頂く方が良いと考えます。発症をある程度おさえる効果や、かかっても重症になるのを一定程度防ぐ効果、まわりの人に感染が広がるのをおさえる効果を期待して、インフルエンザにかかる前の健康な時に接種することを推奨いたします。

    ③インフルエンザワクチンの接種によって、インフルエンザを発症することはありますか?

    不活化ワクチンの場合は、インフルエンザを発症することはありません。不活化ワクチンは、インフルエンザウイルスの感染性を失わせ、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して作ったものです。したがって、ウイルスとしての働きはないので、ワクチン接種によってインフルエンザを発症することはありません。

    ④高齢者の定期予防接種について教えて?

    インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行します。インフルエンザの予防接種は、重症化を予防する効果があると認められていますので、接種を希望される次の対象者の方は、早めに接種いただくことをお勧めします。
    お手数ですが事前に必ずご予約0942-51-3344をお願いします。

  • 対象者
  • 久留米市に住民票があり、次の1または2に該当し、接種を希望される方。
    接種日当日に65歳以上の方
    接種日当日に60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓、もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方(身体障害者手帳1級相当)
    (注意)「身体障害者手帳1級」をお持ちでも、上記障害以外の方は該当しません。
  • 実施期間
  • 令和7年10月1日(水曜日)~令和8年1月31日(土曜日)
  • 自己負担金
  • 自己負担金 1,650円(接種期間内1回に限ります)
  • 必要なもの
  • 自己負担金 年齢及び久留米市民であることが確認できるものいずれか一つ。『マイナンバーカード』や『自動車運転免許証』など。
    60歳以上65歳未満の対象者は、『身体障害者手帳(1級)の写し』、『医師の意見書』、『診断書』のいずれか1つ 自己負担金免除の対象者は、必ず証明書類をご持参ください。