新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルス感染症とは?

世界保健機関(WHO)は、「新型コロナウイルスに感染した人にみられ、少なくとも2カ月以上続き、他の病気による症状としては説明がつかないもの。通常は発症から3カ月経った時点にもみられる」としています。症状としては、疲れやすい、だるい、咳、息苦しい、集中力が低下する、がよくみられる症状です。
個人差がありますが、発症後3日間は、感染性のウイルスの平均的な排出量が非常に多く、5日間経過後は大きく減少することから、特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことに注意してください。

新型コロナウイルス感染の罹患後症状

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかった後、ほとんどの方は時間経過とともに症状が改善します。いまだ不明な点が多いですが、一部の方で長引く症状(罹患後症状,いわゆる後遺症)があることがわかってきています。 症状が改善せず続く場合には、医師へ相談しましょう。
例)咳・喀痰、倦怠感、味覚・嗅覚障害、頭痛、抑うつ等

新型コロナウイルス感染対策として

シーズンに応じたワクチン接種・・・重症化を予防できる
手洗いうがい、換気・・・外出時はもちろん、こまめに手洗いうがい、換気をする
マスクの着用・・・高齢者等重症化リスクの高い者への感染を防ぐ

新型コロナウイルスワクチンの効果

新型コロナウイルスワクチンは、有効性や安全性が確認された上で薬事承認されており、さらに、国内外で実施された研究において、新型コロナ感染症による入院などの重症化を予防する効果が報告されています。また、定期接種に用いる新型コロナワクチンの種類(ワクチンに含まれる株)は、流行している株に対応したワクチンを用いることで、より高い中和抗体価の上昇等が期待されることから、重症化予防効果はもとより、発症予防効果の向上が期待されると考えられています。

新型コロナウイルスワクチンの副作用

注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等。稀な頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生します。現時点で重大な懸念は認められないとされています。比較的すぐに15〜30分後には起こることが多いですが、そのような場合にはすみやかに医師に相談するようにしましょう。

料金

  • 65歳未満
  • 15,700円

  • 65歳以上
  • 3,260円 ※久留米市在住の場合

    対象者のうち、市県民税非課税世帯、生活保護受給世帯、中国残留邦人等支援法に基づく支援給付受給世帯の方は、自己負担金の免除が受けられます。その場合は市町村自治体にて事前手続きが必要です。

    新型コロナウイルスワクチン Q&A

    ①新型コロナウイルスワクチンの接種は有料ですか?

    全額公費による接種は令和6年3月末で終了し、令和6年4月以降の接種は原則有料となっています。
    令和6年4月1日以降、65歳以上の方及び60歳から64歳で対象となる方(※)には、新型コロナの重症化予防を目的として秋冬に自治体による定期接種が行われ、各自治体において設定した自己負担額がかかります(低所得者を除く。)
    接種を受ける努力義務や自治体からの接種勧奨の規定はありません。
    ※60~64歳で心臓、腎臓又は呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

    ②新型コロナウイルスに感染したことのある人は、ワクチンを接種することはできますか?

    これまでに接種した新型コロナウイルスワクチンの接種回数及び種類にかかわらず、新型コロナウイルスに感染した方もワクチンを接種することができます。ウイルスが一度感染しても再度感染する可能性があることと、自然に感染するよりもワクチン接種の方が、新型コロナウイルスに対する血中の抗体価が高くなることや、多様な変異に対する抗体の産生も報告されています。
    感染後、体調が回復して接種を希望する際には、その治療内容や感染からの期間とワクチンを接種するタイミングには、一律の決まりはありません。

    ③ワクチン接種後、生活上で注意することはありますか?

    ワクチンを接種した後は、接種部位の痛みが出たり、倦怠感、発熱、頭痛や関節痛などが生じることがあります。できるだけ接種当日・翌日に無理をしないですむように予定を立てておきましょう。
    ワクチンを受けた当日は、激しい運動や過度の飲酒などは控えましょう。接種部位については、清潔に保つよう心がけてください。

    ④ワクチン接種後に新型コロナウイルスに感染することはありますか?

    ワクチン接種後でも新型コロナウイルスに感染する場合はあります。
    例えば、ワクチンを接種して免疫がつくまでには1~2週間程度かかり、免疫がついても発症を予防する効果は100%ではありません。