がん検診・その他検査

がん検診・その他検査のご案内

がんは日本人の2人に1人が生涯のうちに罹患すると言われており、死亡原因の第1位となっています。がんは初期段階では症状がないことが多いことが特徴です。誰でもがんに罹る可能性があるので、がん検診を定期的に受診し、早期発見・早期治療することで、多くの方は助かることが分かっています。
訪問診療にて院長不在の時間もありますので、受診の際は事前にご予約0942-51-3344をよろしくお願い致します。

がん検診・その他検査とは

がんを早期に発見し、その後の適切な治療につなげることで、がんによって亡くなる人を減らすことが目的です。
症状がある人が医療機関で受診する「診療」とは異なり、がん検診の対象者は自覚症状のない人が対象となります。もし自覚症状がある場合は検診ではなく、速やかに医療機関を受診しましょう。
がん検診にはメリットとデメリットがあります。がん検診のメリットとデメリットを正しく理解し、正しい知識をもってがん検診を受診しましょう。

メリット

  • 早期発見・早期治療により命を守ることが出来る
  • 早期にがんを発見できるために、体に負担の少ない治療ですむ
  • 「異常なし」の結果が得られた時の安心感がある

デメリット

  • がん検診の判定・診断の結果が100%正しいというわけでない
  • 結果的に不必要な治療や検査を受けてしまうことになる可能性もある
  • 検査によって身体に負担がかかってしまうことがある

がん検診・その他検査の流れ

がん検診には一次検診、精密検査(二次検診)があります。その結果によって、がんの確定診断、治療という流れで進んでいきます。 一次検診は「スクリーニング」といって、健康な人と、多少でもがんの可能性が疑われる人を見極めていきます。
当院ではこの一次検診を行っております。もし、一次検診の結果、精密検査(二次検診)が必要となれば、さらに詳しい検査をして治療へ進むことになります。

がん検診・その他検査に必要なもの

  • 本人確認書類(健康保険証、運転免許証、マイナンバーカード等)
  • 必要時けんしん費用/又は、けんしん費用免除のための書類
  • けんしんに必要な費用

各種がん検診・その他検査

けんしんの種類 対象年齢 けんしん費用
課税世帯 非課税世帯
生活保護世帯等
クーポン券対象
肺がん・結核検診 40歳以上 500円 無料 41歳男女
無料
大腸がん検診 40歳以上 700円 無料
前立腺がん検診 50歳以上の男性 400円 無料
胃がんリスク検査 41歳・46歳 400円 無料
骨粗しょう症検診 25・30・35・40・45・50・55・60・65・70歳
女性のみ
500円 無料
肝炎ウイルス検査 20歳以上
(検査時)
無料

当院では

  1. 胃がんリスク検査
  2. 肺がん検診
  3. 大腸がん検診
  4. 前立腺がん検診
  5. 骨粗鬆症検診
  6. 肝炎ウイルス検査
を実施しております。
ご加入の健康保険に関わらず久留米市民が対象となっています。けんしんを受けることができる有効期間を確認の上、ご来院ください。
※年齢が該当ではない方で、自費での検診希望の方は、一度ご連絡、又はスタッフへ声かけて下さい。

概要

がん検診・その他検査 Q&A

①なぜがん検診を受ける世代は決まっているの??

がんは、年齢や性別で罹患率が大幅に異なります。100人に1人程度罹患する年代もあれば、10万人に数人の年代もあります。がん検診の目的は、がんを早期に見つけて治療することです。がんに罹患する可能性が低い年齢で検診を行うのではなく、罹患率が高くなる年代から検診を行っています。

②症状があった場合にはどうしたらいいですか?

がん検診は、症状のない方のための検査です。明らかな症状のある方には、それぞれの体の状態に応じた適切な検査や治療が必要になります。症状のある場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

③がん検診は何歳から、何年に1回の頻度で受けたらいいですか?

がん検診は、受ける検査方法と同様に、国で推奨されている対象年齢と受診間隔で受けることが望ましいです。年齢と受診間隔は、検診による利益(がん死亡率の減少効果)が確認され、検診による不利益(死に至らないがんの発見や検診による偶発症の発生など)が最も小さくなることが考慮されています。対象年齢より若い年齢や、短い受診間隔で検診を受ける場合には、利益よりも不利益が大きくなることを理解する必要があります。

④がん検診を受けたいときは、どうすればいいですか?

訪問診療にて院長不在の時間帯もありますので、受診の際は事前に電話0942-51-3344にてご予約の方よろしくお願い致します。